2023年2月27日月曜日

2月は逃げる

 2月は逃げる


ということで、あっという間に2月も終わりです。

写真におさめる間もなく、鬼が来たり、バレンタイン、避難訓練、不審者訓練、マラソン大会に保育園リノベーションと駆け抜けていきました



保育園のリノベーションも着々と進んでいます。今は2階のテラスをルーバーで仕上げているところ。

この作業が、なかなか職人さん泣かせとのことで、作業が思ったようにはかどらず、天井作業で穴あけ・ビス打ちが続くので肩が痛くなるそうです。湿布を何枚も貼ってがんばっています、とのこと。
でも、丁寧で手間ひまかけた仕事は、きっときっと園児さんの心の豊かさにつながるはず。五感が育つ時期を保育園で過ごすからこそ、環境は大切にありたいと感じています。

2月も終わり、3月になると熊本には一気に春が近づきます。
もう、光は春です。
年長クラスの園児さんも、卒園まであと少し。
今を大切に、日々の成長を見逃さないように。

2023年1月27日金曜日

令和5年のはじまり 感覚を大切に

 しばらくブログの更新が滞っていた間に、もう年が明けて、さらに時が進みもう1月も終わろうとしています。写真を振り返ると、鏡餅がもう懐かしく感じてしまうくらい。

ほんの1か月の間だというのに、人の感覚は常に更新されて先の季節、季節へと進んでいるんですね。福祉施設、とくに入所施設では、同じ場所、同じコミュニティにいるので一日、一週間、一か月、一年のリズムが利用者様にとっていかに大切なことかを考えます。


そうそう、1月はどんどやも行いました。どんどやと一緒に焼き芋も。

ちょうど昨日、知人と話をしていた中で、いかに同じ場所で同じことを体験することが大切かという話があり、人がコミュニティ内で同調(シンクロともいうのでしょうか)するのに五感を刺激することが大切で、特に五感の中でも嗅覚・触覚・味覚を刺激することが、この同調にいかに作用していくかというものでした。

このどんどやでは火を焚き、焼き芋を食べていろんな五感を刺激する要素があったなあと振り返ると、「どんどや」という行事もまた、古来からの習わしやただの体験だけでなく、感覚の刺激とコミュニティの形成ということにとても作用するのだと思いました。


1月は小天保育園のリノベーションも2階部分が始まりました。この工事も、先ほどの感覚という意味では、ただ姿かたちが変わるだけでなく、工事に伴う音・振動を経て変化をしていきます。もちろん、子ども達の安全に配慮しながら、保育に支障の無いように進めていますが、普段味わえない感覚が子ども達に刻みこまれるはずです。

2階部分は、もともとふた部屋だった教室の壁を壊し、大きな一部屋となります。
大きなテラスは、一室を解体してさらに大きな軒下空間に変わります。子ども達のどんな感覚を刺激してくれる建物になるのか楽しみです。子ども達が空間に入った瞬間に走り出したり飛び跳ねるのであれば、それはその感覚を引き出すことができた良い環境に仕上がったということなのかな、と思います。答え合わせが楽しみ。


現代は、スマホの普及で視覚・聴覚を刺激してくれるツールはたくさんあるのですが残りの触覚・嗅覚・味覚を体験する機会が減ってしまっているそう。利用者さんの支援においても、職場においてもコミュニケーションというのは永遠のテーマですが、「感覚」を刺激することはこのコミュニケーションの溝を埋めてくれる鍵となるんじゃないかと思います。

一年の始まりのブログは、なんとなく「感覚」の話ばかりになりましたので、今年はこの「感覚」を大切にしていきたいです。






2022年12月20日火曜日

【小天保育園】クレーン車の見学会

 リノベーション中の小天保育園で、2階のテラスへと続く大階段の取り付け工事を行いました。この工事のために、大きなクレーン車が保育園にやってくる!ということで、施工の冨坂建設様のはからいで子ども達に見学会を開催してくださいました。

保育園の屋根よりもずっとずっと高くアームが伸びるクレーン車に、子ども達は大興奮!(大人も!)

安全を十分に確保して、見学するときのお約束もして、さあ!初めてのクレーン車の運転席を体験しましょう!
クレーンを操縦される方は、これくらいは小さいほうのクレーンですよ、とおっしゃいますが、タイヤも大きくて、運転席も先生の頭より高い位置にあって、みんな興味深々です。
運転席に座った子ども達、とっても満足な顔でした。とても良い体験となりました!
この体験から、将来は大工さん、建築家さん、クレーン車の運転手さん、なんて夢が広がったら嬉しい限りです。


大きな階段も、あっという間に取り付け作業が終わりました。ネットで少々見づらいですが、分かられますか?

保育園の2階のテラス席から見える景色は、本当に最高なので、ぜひ皆さんに上がってきていただきたいです。大階段はこれから手すりが取り付けられますよ。



1階のテラスや通り土間に使用する木材も搬入されてきました。
仕上がりが楽しみです!



2022年11月29日火曜日

エディブルガーデンワークショップ vol1

先日11月20日(日)にエディブルガーデンでワークショップを開催いたしました。

熊本県の「未来につなぐふるさと応援事業」という補助事業を利用して開催したワークショップ。今年の4月からスタートしたエディブルガーデンで初めてのイベント開催です。

小天保育園や若宮児童館・学童クラブを利用してくださっている親子で参加をお願いした本イベントですが、たくさんの方にご参加いただきました!

DIY班とエディブルガーデン班の2班に分かれ、それぞれのワークショップを楽しんで頂きました。

DIY班は、熊本県産の杉材を使用してテーブルとイスを作る本格的なDIYに挑戦してもらいました!玉名市の村田建築設計事務所様と畑岡住建様にご協力いただきながら、作業を進めていきます。


インパクトドライバーなどの工具を初めて使われる方も多く、コツを教えてもらいながら材料を組み立てていきました。普段の生活では、なかなか工具をにぎることはありませんが、良い体験ができました!という声をたくさんいただきました。

完成したときの喜びは格別!出来上がった作品を見るととても立派で、拍手ものでした~!2時間で椅子・小サイズ2台に、大サイズ1台を作成してもらってなかなかハードでしたが、皆さん頑張ってくださいました!


一方のエディブルガーデン班は、エディブルガーデンを見学してハーブの香りをかいでもらったり、里芋堀りの体験をしてもらったり。



保育園や学童でもさつまいも堀りはしますが、里芋は初めてかな?親芋、子芋、孫芋、ごろごろとお芋がくっついていて、おもしろい形をしていますね。

里芋はホイル焼きに。野菜をホイルに包む作業が、思いのほか大人気で、こどもたちの手際のよいこと!さあ、炭火でじっくりと焼いていきますよ~。
焼いている間に、子ども達には看板づくりのワークショップも体験してもらいました。


こちらも杉材にアクリル絵の具で絵付けをしていきます。文字のところだけマスキングテープでかたどり、色は子供たちの思い思いに描いてもらいました。屋外で絵具を使うと、周囲を汚しても構わないので、こどもたちが思いっきり絵具を楽しんでいたのが印象的でした。きれいな看板ができたでしょう?これにニスを塗ってから、エディブルガーデンに飾らせてもらいますね。

最後は、みんなでカレーと焼き芋を食べての交流会でした!みんなで合掌!
自分で作ったテーブルで食べるご飯は、格別ですね。
11月とは思えない、とても良い天候に恵まれ、けがもなく、とても良いイベントとなりました。子どもさんや保護者さんが笑顔で気持ちよくイベントに参加いただいたおかげです、感謝申し上げます。

最後に、今回のワークショップで使用した木材は、宮村山業様が山で切り出した材料を使用させていただきました。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。


2022年11月11日金曜日

炊き出し訓練

昨日は合同避難訓練でした。

天水福祉事業会はひとつの敷地に約10施設が集まっている複合施設なので、毎月の避難訓練のなかで年に数回は施設合同で開催します。有事の際には、施設間での連携が鍵となります。とても大切な訓練です。


11月は、地震避難訓練と一緒に、昨年から炊き出し訓練を開催しています。炊き出し訓練は、発電機に切り替えて運転したり、おにぎりと味噌汁を野外で作ります。ちょっとだけ非日常な体験もできるので、少しワクワクする訓練でもあります。
福祉施設は、多くの利用者様の生活の場でもあるので、「食」の提供は有事の際にはとても重要です。




基本はガスを使用して煮炊きをしましたが、一部薪で羽釜ご飯を炊いてみたり(おいしそう!)、大鍋で具沢山の味噌汁を作っていきます。


さすが、毎日の給食を作ってくださっている調理の皆様、野外でも手際よく作ってらっしゃいました。
皆さん、お疲れ様でした!

余談ですが、ちょうどエディブルガーデンのカブを間引きしたので、カブ菜も使って頂きました!

2022年10月31日月曜日

令和4年度 抜穂祭

 本日は抜穂祭でした。小天保育園・睦合保育園・若宮児童館の合同企画。そこに障害部門の第二天水学園もお手伝いさせていただきました!

6月にみんなで田植えをした稲が、4ヶ月かけて育ち、みごとにお米を実らせました。

田植後も、農業のスタッフが水管理などを行い、今夏の猛暑や、台風を耐えて実らせたお米です。

神事を行った後、みんなで収穫体験です。


睦合保育園からも子どもさんが体験に来てくれました。今日はよろしくお願いします、のごあいさつです。



先生に稲刈りの注意点などお話を聞いてからスタート。慣れない鎌に恐る恐るの子どもたち。最初はぎこちなくても、コツを掴めば簡単!1回体験してみると、次も次も!となかなか頼もしいです。



刈り取った稲穂は束ねて、天日干しにしていきます。今回の天日干しは一部のお米だけですので、昔の人の労力といったらすごいですね。子ども達も、要領がわかってくると率先してお手伝いをしてくれました。

今回も、ひまわりテレビさんの取材が入りました。子ども達も、立派にインタビューに答えていましたよ。放送されるのが楽しみです。

なお、今回収穫したお米は、若宮児童館の活動で天水町の独居老人のお宅に訪問して配布をさせていただきます。

今日は、稲刈りなどを通して、お米の大切さを改めて感じました。いつもよりもさらに感謝して、いただこうと思います。


さて、話は変わり、保育園のリノベーションも着々と進んでいます!恐竜くんも青空の下でにっこり。次回はリノベーションの進捗報告をさせていただきます、お楽しみに~



2022年10月18日火曜日

音楽アウトリーチ事業に来ていただきました

 玉名市の音楽アウトリーチ事業で久しぶりにゲストをお招きをして音楽鑑賞をしました。

音楽の都を目指す玉名市では、保育園や小中学校へ訪問をして音楽の豊かさを知ってもらう活動を行っており、今回コロナ禍ということですが久しぶりにこちらの事業を活用して訪問をしていただきました。

今回は、玉名市在住でいらっしゃるメゾソプラノの堀薫さんに来ていただきました。


スピーカーから流れる音楽と違い、直接に聴く音楽・歌は響きや音の広がりが違います。同じ人の体から、こうも響く声が出るものか!と驚くばかり。

知っている曲もたくさん歌って頂き、園児の皆さんも真剣に聴き入っていました。

みんなお行儀よく座って歌を鑑賞していて、さすが小天っこ!

歌はアカペラやピアノ伴奏を交えながら、「もみじ」や「どんぐりころころ」「山の音楽家」など季節の歌をたくさん歌って頂きました。

堀さんのドレス姿もとっても素敵で、女の子なんかはそちらも気になってお姫様みたい!とあこがれちゃいますよね。

子ども達にとっては、ひとつひとつのことが大切な体験。きっと子ども達の心に残る体験になったと思います。ありがとうございました。

そして、今回うれしかったことがもうひとつ。

こういった合同の行事に、久しぶりに高齢施設や障がい者施設の利用者さんも一緒に集ってくださいました。


コロナ以前は当たり前だった光景ですが、コロナ禍でなかなか交流が無い昨今、利用者さんたちが自分の身近で過ごしていることが子供たちの記憶に少しでも残っていれば、このような共生型の施設運営の冥利に尽きます。

また、玉名市のアウトリーチ事業はとても有難い取り組みです、ぜひ来年もよろしくお願いいたします!